摩地地区(読み)ちくまちちく

日本歴史地名大系 「摩地地区」の解説

摩地地区
ちくまちちく

当地区は善知鳥うとう峠を越えた伊那谷北端にある。以前は伊那郡に属し、江戸時代から筑摩郡に編入した北小野きたおの村と勝弦新田かつつるしんでん村が明治八年(一八七五)合併して筑摩地村となり、昭和三四年(一九五九)宗賀そうが村・広丘ひろおか村・片丘かたおか村・塩尻しおじり町とともに合併して塩尻市となった。

東山道時代から伊那と筑摩を結ぶ交通の要地であり、近世初期の中山道として小野おの宿(主として南小野側)が新設され、一〇余年後廃止、後は伊那道の路線として賑った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android