助丁(読み)じょてい

精選版 日本国語大辞典 「助丁」の意味・読み・例文・類語

じょ‐てい【助丁】

〘名〙
防人集団の長(国造丁)を補佐する者。国ごとに編制された防人の集団は旧国造の一族から出された国造丁・助丁に統率されていた。すけのよぼろ。
万葉(8C後)二〇・四三二八・左注「右一首助丁丈部造人麻呂」
令制賦役である仕丁(じちょう)のうち、薪炊などの雑用にあたる廝丁(しちょう)をいうか。
令集解(868)賦役「跡云。女丁充助丁事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android