力尽(読み)ちからずく

精選版 日本国語大辞典 「力尽」の意味・読み・例文・類語

ちから‐ずく ‥づく【力尽】

〘名〙
① ある限りの力を尽くして事にあたること。
② 事を決するのに、腕力などの力を用いること。また、道理をわきまえず、腕力、権力金力などをもって強引に事を思うままにすること。
評判記難波物語(1655)「此人ちからつくにまけて、ふまれたればとて、女の道の恥とはいひがたけれども」
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二「手いたづらをしたりちからづくでおびを觧(と)いたりじつにたまらなかったよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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