前山城跡(読み)まえやまじようあと

日本歴史地名大系 「前山城跡」の解説

前山城跡
まえやまじようあと

[現在地名]佐久市大字前山

前山村のじよう山にある。北東から延びてきた蓼科たてしな山の支脈突端を利用した堅固な山城で、佐久平の大半を一望できる地の利に恵まれる。伴野ともの城ともいう。本丸・二の丸・三の丸と一直線に連なって北は断崖、その下に中沢なかざわ川が流れ、東・南の二方は急斜面でそこには幾つかの曲輪が設けられ、山の尾根続きは堀切になって防御線が造られている。二の丸と三の丸との間の堀切は最も大きくかつ深い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android