利智(読み)りち

精選版 日本国語大辞典 「利智」の意味・読み・例文・類語

り‐ち【利智】

〘名〙
仏語。するどい智慧。すぐれた智慧。また、その人。
秘蔵宝鑰(830頃)中「第四〈略〉鈍根六十劫、利智則三生、修練苦行乃証聖位
② (形動) 感覚がするどいこと。また、そのさま。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)一「辟支仏の、利智(リチ)にして無漏最後身なる、また十方界にみちて、そのかず、竹林のごとくならん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android