円藤内村(読み)えんどううちむら

日本歴史地名大系 「円藤内村」の解説

円藤内村
えんどううちむら

[現在地名]幸手市円藤内

松石まついし村の北西しま川右岸の沖積地に位置する。南の幸手宿の内に飛地がある。葛飾郡幸手領に属した(風土記稿)。田園簿には円遠内村とみえ、田二三石余・畑二〇九石余で、幕府領。元禄八年(一六九五)武蔵国幕府領総検地の一環として検地が実施された(「風土記稿」など)。同一一年旗本小堀・同牛込・同島田の三氏は葛飾郡など四郡の内でそれぞれ六〇〇石を与えられたが(寛政重修諸家譜)、当村もそのなかに含まれたと考えられ、以後幕末まで三氏の相給(国立史料館本元禄郷帳・改革組合取調書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android