にゅうない‐すずめ ニフナイ‥【入内雀】
〘名〙
ハタオリドリ科の小鳥。全長約一四センチメートル。大きさ、外形ともに雀に似ているが羽色は
雌雄で異なる。雄の背面は栗色で、黒色縦斑があり、のどが黒い。雌の背面は灰褐色で、のどは黒くなく、顔に黄白色の眉斑
(びはん)がある。本州中部以北の積雪地で繁殖し、
樹洞に営巣する。秋に各地の
水田・池沼などに渡り、
農作物に害を与える。
和名は新嘗
(にいなめ)で、その年に実った稲を人間より先に食べるので名づけられたとも、追放された中将藤原実方
(さねかた)の霊が雀と化して
宮中に帰り、台盤所の飯をついばんだため
入内の名がついたともいう。《季・秋》 〔大和本草附録(1715)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「入内雀」の意味・読み・例文・類語
にゅうない‐すずめ〔ニフナイ‐〕【入内×雀】
スズメ科の鳥。全長14センチくらい。スズメに似るが、背面の赤みが強く、ほおに黒い部分がない。ユーラシア東部に分布。夏は山林に生息し、冬は稲田に集まる。《季 秋》
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入内雀 (ニュウナイスズメ)
学名:Passer rutilans
動物。ハタオリドリ科の鳥
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報