光飯寺跡(読み)こうぼうじあと

日本歴史地名大系 「光飯寺跡」の解説

光飯寺跡
こうぼうじあと

[現在地名]男鹿市北浦真山

しん山の北東麓、真山しんざん集落の南に位置する。真山赤神山遍照へんしよう院と号し、真山赤神あかがみ神社(現真山神社)別当を勤めた。開山年代は不明であるが、明徳二年(一三九一)天台宗から真言宗に改宗したと伝える。

文化七年(一八一〇)ここを訪れた菅江真澄は康安二年(一三六二)銘の大鐘を実見し、「羽州秋田郡 小鹿嶋 赤神新山光飯寺」という銘文が刻まれていたと伝える(男鹿の春風)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android