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朝鮮が日本の植民地支配から解放されたことを祝う日(8月15日)。光復とは奪われた主権の回復を意味し,民族解放運動の中でも祖国光復会や韓国光復軍というように使われた。1945年8月の〈大日本帝国〉の崩壊によって植民地支配からの解放を得た朝鮮人は,禁じられていた朝鮮語で喜びを語り合い〈太極旗〉を作って祝賀デモに繰り出した。〈新朝鮮建設〉のための活動は,朝鮮建国準備委員会を中心に始まった。植民地支配に対する恨みは神社破壊という形であらわれたが,日本人襲撃などはごくわずかしか起こらなかった。逆に朝鮮総督府は朝鮮人への権力委譲を拒否して朝鮮民族の自主的な国づくりを妨害した。その後の米ソ両軍の進駐,南北分断という歴史の進行は朝鮮人の望んだ〈解放〉とはまったく異なるものだった。その意味でも8・15解放は朝鮮現代史の原点といえる。8月15日は韓国で〈光復節〉,朝鮮民主主義人民共和国で〈解放記念日〉として祝日になっている。
執筆者:水野 直樹
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