優渥（読み）ユウアク

デジタル大辞泉

ゆう‐あく〔イウ‐〕【優^×渥】

［名・形動］ねんごろで手厚いこと。また、そのさま。
「同胞兄弟は、皆聖慮の―なるに感泣し」〈東海散士・佳人之奇遇〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ゆう‐あく イウ‥【優渥】

〘名〙 (形動) ねんごろで手厚いこと。めぐみ深いこと。また、そのさま。

※済北集（1346頃か）一〇「数上_レ表解_二院事_一太上皇眷遇優渥不_レ允」

※日本風俗備考（1833）一「帝家優渥の政法にては是を鎮定すべからざるに至れり」 〔左思‐呉都賦〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【優渥】ゆう（いう）あく

水が足る。のち、恩沢・天恩をいう。晋・李密〔情事を陳ぶる表〕(あやま)つて拔を被り、命優渥なり。豈に敢て盤桓(ばんくわん)（ぐずぐずとためらう）し、希冀(きき)するらんや。

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出典　平凡社「普及版 字通」