倭文幣(読み)シズヌサ

デジタル大辞泉 「倭文幣」の意味・読み・例文・類語

しず‐ぬさ〔しづ‐〕【倭幣】

上代は「しつぬさ」》倭文織りのぬさ。
木綿ゆふだすき肩に取り掛け―を手に取り持ちて」〈・四二三六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「倭文幣」の意味・読み・例文・類語

しず‐ぬさ しづ‥【倭文幣】

〘名〙 (古くは「しつぬさ」) 倭文を材料として作ったぬさ。
万葉(8C後)一三・三二八六「玉だすき 懸けぬ時なく 吾が思へる 君によりては 倭文幣(しつぬさ)を 手に取り持ちて 竹珠(たかたま)を しじに貫き垂れ」

しつ‐ぬさ【倭文幣】

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