信覚(読み)しんかく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「信覚」の解説

信覚 しんかく

1011-1084 平安時代中期-後期の僧。
寛弘(かんこう)8年生まれ。藤原公季(きんすえ)の子。真言宗仁和(にんな)寺の済信(さいしん)について出家,東寺の深覚(じんがく)から灌頂(かんじょう)をうける。勧修寺長吏,東大寺別当をへて,承保(じょうほう)元年(1074)東寺長者となり,仁和寺別当をかねる。翌年高野山座主(ざす)となった。僧正。応徳元年9月15日死去。74歳。通称は勧修寺僧正,福岡僧正。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例