保雲寺(読み)ほううんじ

日本歴史地名大系 「保雲寺」の解説

保雲寺
ほううんじ

[現在地名]春日居町鎮目

大蔵経寺だいぞうきようじ山の東麓、平等びようどう川右岸にある。竜沢山と号し、曹洞宗本尊延命地蔵。開山通庵乗信は野州栃本とちもと(現栃木県田沼町)本光ほんこう寺開山大朝宗賀(天真派の祖)から印可を受け、嘉吉元年(一四四一)に創建したと伝える(「過去帳」保雲寺蔵)開基武田信玄の祖母信縄夫人で、崇聖院華岳妙英大姉の逆修法名が贈られた(寺記)。古くは寺領三八貫文余を有したというが(甲斐国志)、安永五年(一七七六)一月二三日諸堂を残らず焼失、武田家印判状ならびに徳川家光から徳川吉宗までの朱印状を焼失した(寺記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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