保土谷化学工業(読み)ほどがやかがくこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保土谷化学工業」の意味・わかりやすい解説

保土谷化学工業
ほどがやかがくこうぎょう

染料メーカー。興銀系。 1915年程谷曹達工場を創業し,翌 16年株式会社として設立。電解カセイソーダの製造を日本で最初に手がけた。 25年保土谷曹達と改称,39年東硫化学工業を合併し,現社名に変更。第2次世界大戦後は医薬,農薬に進出,また,アクリル繊維の染料や合成皮革原料を独自開発した。東ソーの関連会社である。売上構成比は,精密化学品 42%,機能材料 28%,基礎化学品 20%,農薬9%,その他1%。年間売上高 814億 2900万円 (連結。うち輸出 20%) ,資本金 65億 7900万円,従業員数 575名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「保土谷化学工業」の解説

保土谷化学工業

正式社名「保土谷化学工業株式会社」。英文社名「Hodogaya Chemical Co., Ltd.」。化学工業。大正4年(1915)前身の「程谷曹達工場」創業。同5年(1916)株式会社化。同14年(1925)「保土谷曹達株式会社」に改称。昭和14年(1939)現在の社名に変更。本社は東京都中央区八重洲。東ソー系。工業薬品製造会社。有機EL材料などの電子材料と機能性樹脂の製造を行う。東京証券取引所第1部上場。証券コード4112。

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