使立(読み)つかいだて

精選版 日本国語大辞典 「使立」の意味・読み・例文・類語

つかい‐だて つかひ‥【使立】

〘名〙
① 使いをよこすこと。使者を立てること。
浄瑠璃八百屋お七(1731頃か)中「金子が無くばお七をば、くれるか有無返事をと無体至極の使だて」
② 人を使って用事をさせること。→おつかいだて
※或殺人(1962)〈森茉莉〉「遊ばせるところが、散々、使ひ立てしてしまった」

つかい‐た・てる つかひ‥【使立】

〘他タ下一〙 つかひた・つ 〘他タ下二〙 人をしきりに使う。人を使って何か用事をさせる。
愚管抄(1220)七「法性寺殿を別にとりはなつやうにつかひたてさせ給たる御ひが事の」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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