何とか彼とか(読み)ナントカカトカ

デジタル大辞泉 「何とか彼とか」の意味・読み・例文・類語

なんとかとか

ああだとかこうだとか。なんとかかんとか。
「また―云って来られると面倒だからね」〈漱石明暗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何とか彼とか」の意味・読み・例文・類語

なんとか【何とか】=彼(か)とか[=かんとか]

① ああだとかこうだとか。
滑稽本・魂胆夢輔譚(1844‐47)初「是サどうしたのだ、なんとかかんとか、うんだとでも潰れたとでも口をきかっしナ」
浅草紅団(1929‐30)〈川端康成〉一二「━(なんとかかんとか)モダアン・ボオイ━(なんとかかんとか)モダアン・ガアルと、歌ひ返しのある『モダン節』を合唱しながら」
人情本仮名文章娘節用(1831‐34)前「なんぼ馴染のねへおれでも、ちっとかそっとは何(ナン)とか彼(カ)とか」

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