日本大百科全書(ニッポニカ) 「佐伯(広島県)」の意味・わかりやすい解説
佐伯(広島県)
さいき
広島県西部、廿日市市(はつかいちし)中西部の地区。旧佐伯郡(さえきぐん)佐伯(さいき)町。中国山地、小瀬(おぜ)(木野(この))川上流域にある。1955年(昭和30)津田町(1921町制施行)と玖島(くじま)、友和(ゆうわ)、浅原、四和(しわ)の4村が合併して佐伯町(さえきちょう)となる。1982年町名の読み方を「さいき」に変更。2003年(平成15)吉和(よしわ)村とともに廿日市市に編入。国道186号が通じる。農林業が中心で、シイタケ、ワサビ、ブドウ栽培が行われ、酪農、ニシキゴイ養殖も盛んである。小瀬川沿いには岩倉温泉、羅漢温泉や羅漢峡谷、支流の七瀬(ななせ)川沿いに万古(ばんこ)渓がある。
[北川建次]
『『佐伯町誌』全3巻(1981~1986・佐伯町)』
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