羅漢山(読み)ラカンザン

デジタル大辞泉 「羅漢山」の意味・読み・例文・類語

らかん‐ざん【羅漢山】

山口県・広島県の県境にある山。山口岩国市と広島県廿日市はつかいち市にまたがり、標高1109メートルの独立峰。山頂は平坦で、北に西中国山地を南に瀬戸内海を望むことができ、晴れた日には四国山地まで見渡せる景観のよさを誇る。中腹は牧場・スキー場キャンプ場になっている。北方寂地じゃくちが位置する。

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改訂新版 世界大百科事典 「羅漢山」の意味・わかりやすい解説

羅漢山 (らかんざん)

山口県岩国市と広島県廿日市市との境にある山。標高1109m。蛇紋岩からなるなだらかな山容で,古くから中国山地中の行楽登山地として登山路も整備され,山頂からは瀬戸内島々まで望まれる。南側中腹斜面は高原牧場やスキー場となり,羅漢山ハイランドロッジやキャンプ場もある。青少年旅行村に指定。山口県側から山頂北側の生山(なまやま)峠を広島県側に越えると,北東麓の木野川のほとりに羅漢温泉がある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「羅漢山」の意味・わかりやすい解説

羅漢山
らかんざん

山口・広島県境にある山。標高1109メートル。山口県岩国市と広島県廿日市(はつかいち)市にまたがる。蛇紋岩からなるなだらかな地形を示す山頂からは、北に西中国山地、南にはるか瀬戸内海を望む山口県随一の景観で、羅漢山県立自然公園に指定され、中腹には、らかん高原放牧場、スキー場、ハイランドロッジ、キャンプ場施設も整備され、青少年旅行村にも指定されている。

三浦 肇]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「羅漢山」の意味・わかりやすい解説

羅漢山
らかんざん

広島県南西部の廿日市市山口県東部の岩国市との境にある山。標高 1109m。冠山山地南部に位置し,安山岩からなる。山頂部の平坦面は冬季スキー場となり,小瀬川流域の羅漢峡谷には羅漢温泉があり,登山口になっている。

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