伊須流岐比古神社(読み)いするぎひこじんじや

日本歴史地名大系 「伊須流岐比古神社」の解説

伊須流岐比古神社
いするぎひこじんじや

[現在地名]鹿島町石動山

石動せきどう山上(五六五メートル)南東に面して鎮座する。境内は国指定史跡。祭神は伊須流岐比古神、相殿に伊弉諾尊・伊弉冊尊・天目一箇命・大物主命・市杵島姫命(一説に素盞嗚命)を祀る。五社ごしや大権現と通称された。旧郷社。「延喜式」神名帳に載る能登郡「伊須流支イスルキ比古神社」に比定され、承応二年(一六五三)の「三州式内等旧社記」に「伊須流支比古神社、式内一座、朝日庄二宮鎮座、当国二宮也、故称二宮、其神霊石動山鎮座」とあって、山麓二宮にのみやに下社の存在がうかがわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android