以呂波ガルタ(読み)いろはガルタ

精選版 日本国語大辞典 「以呂波ガルタ」の意味・読み・例文・類語

いろは‐ガルタ【以呂波ガルタ】

〘名〙 (カルタはcarta) カルタの一種。「いろは」四七文字それぞれをかしら文字とする短歌、ことわざなどを文字で書いた札と、その内容を絵に書き、かしら文字を添えた札の二組からなる。絵札を競技者の間に並べ、一人が文字の札をよみあげ、競技者が絵札をとりくらべして遊ぶ。江戸後期頃始まった。四七種の他に「京」などで始まる札を加えることもあった。
風俗画報‐三九号(1892)人事門「伊呂波かるたありこれは小児遊戯にして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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