代代・世世(読み)よよ

精選版 日本国語大辞典 「代代・世世」の意味・読み・例文・類語

よ‐よ【代代・世世】

〘名〙
① 代を重ねること。多くの世。だいだい。せいせい。
書紀(720)神代下(兼方本訓)「代(ヨヨ)に吠(ほ)ゆる狗(いぬ)して奉事(つかうまつ)る者(もの)なり」
それぞれの世。別々の世。特に、男女が別れて別々に送る世。
古今(905‐914)恋三・六六六「白川の知らずともいはじ底清み流れて世々にすまんと思へば〈平貞文〉」
仏語過去・現在・未来のそれぞれの世。生まれてくるその時その時の世。生生世世
※観智院本三宝絵(984)上「菩薩は世々に檀波羅密を行す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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