精選版 日本国語大辞典 「仕出・為出」の意味・読み・例文・類語
し‐だ・す【仕出・為出】
〘他サ五(四)〙 (「し」はサ変動詞「する」の連用形)
① やり始める。しかける。〔文明本節用集(室町中)〕
※浮世草子・日本永代蔵(1688)一「髪の結振を吟味仕出(シダ)し」
② 大きな事業や、たいへんな失敗、悪事などをする。しでかす。でかす。
※史記抄(1477)三「司馬遷がしだいたぞ」
③ 最初につくり出す。新しいものを考案する。工夫する。
※応永本論語抄(1420)雍也第六「知者は、智恵をめぐらして面白きことをしたすことを楽也」
④ 準備する。用意する。
※平家(13C前)三「かたのごとく御湯しだいてまいらせたり」
⑤ しゃれた衣服を着る。おしゃれをする。
⑥ 商売を発展させる。財産をふやす。もうけ出す。かせぎ出す。
⑦ 料理を注文に応じて調理し、届ける。
⑧ 建造物の外がわに突き出して構える。
し‐でか・す【仕出・為出】
〘他サ五(四)〙 大変すばらしいことや大変悪いことをする。しだす。しとげる。やってのける。やらかす。
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