今倉城跡(読み)いまくらじようあと

日本歴史地名大系 「今倉城跡」の解説

今倉城跡
いまくらじようあと

[現在地名]倉吉市福光 城ノ内

国府こう川西岸の微高地に位置する。昭和五七年(一九八二)道路建設に伴い堀の一部が調査された。現在南側が宅地化されているものの東辺と西辺の土塁がよく残り、かつ水路などにより縄張りを推定することができる。縄張りは濠と土塁に囲まれた東西九七メートル・南北八二メートルの方形で、南辺中央部に長さ一七メートル・幅四九メートルほどの張出しが設けられている。堀は幅七メートル、深さ三・六メートルの片薬研堀。土塁は基底幅八メートル、高さ三・六メートルの規模で、北西隅が一段高くなり上部が三メートル四方の平坦面をなしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android