井目戸村(読み)いもつぺむら

日本歴史地名大系 「井目戸村」の解説

井目戸村
いもつぺむら

[現在地名]勇払ゆうふつ鵡川町字宮戸みやと・字汐見しおみ・字米原よねはら・字豊城とよしろ

明治初年(同二年八月から同六年の間)から大正四年(一九一五)三月までの村。勇払郡の東に位置し、西は鵡川村、東は萌別もえべつ村、北は鵡川を境に鵡川村・萌別村に接する。明治六年(一八七三)六月の「胆振国地誌提要」にアイヌ九戸・三四人(男一九・女一五)のイモクヘ村、アイヌ六戸・一六人(男一一・女五)の「ケナシヨロ村」(ケナショロ村)がみえ、同年八月この二村を統合して井目戸村とすることを決定(「勇払往復」道立文書館蔵簿書)。同一〇年に富山県人の山田馬吉が井目戸台地(柏山台地)に、青森県人の藤高菊松がケナショロに入地して牧場を経営、同一五年には山口県人の吉岡長右衛門・佐吉兄弟、村井八三郎が入植

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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