久保川村(読み)くぼかわむら

日本歴史地名大系 「久保川村」の解説

久保川村
くぼかわむら

[現在地名]江津市嘉久志町かくしちよう島の星町しまのほしちよう

那賀郡のうち、東は郷田ごうだ村、北は嘉久志村、島の星山をもって西の千金ちがね村に接する。江戸初期に嘉久志村から分村し、正保四年(一六四七)の古田領郷帳には「加久志村之内」と肩書し、久保川分とあり、高五七石余、免六ツ一歩、宝永石見国郷村帳では加久志村枝郷とある。古くから砂鉄採取が行われた。「郡村誌」に鉄山として横手よこて山・口銭田こうせんだ大平おおひら山などを載せ、採取された砂鉄をもって浜田藩の御手鑪であった高丸たかまる鑪が経営されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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