丸井村(読み)まるいむら

日本歴史地名大系 「丸井村」の解説

丸井村
まるいむら

[現在地名]大野原町丸井

萩原はぎはら村の東にあり、南部は丘陵をなしている。西宮戎神宮寺経のうち、三劫三千仏名経(守屋家蔵)の明徳元年(一三九〇)一〇月二四日付奥書に「讃州豊田郡円井草房」とみえるのは当地か。

寛永国絵図に村名がみえ、ひめ郷に所属。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では高二四一石余、うち新田悪所三八石余。同一八年の小物成は綿八〇匁(山崎領小物成帳)。「西讃府志」に「福田原ヲ隔テ小村アリ、西丸井ト云、往年大河内氏ノ闢キシ処ニテ、今尚大河内免ト呼テ、此村ニ属リ」とあり、西丸井とよばれる飛地が古くからあった。

丸井村
まるいむら

[現在地名]関宿町丸井

岡田おかだ村の西に位置し、同村に北・東・南の三方を取囲まれ、西を江戸川が流れる。寛文期(一六六一―七三)と推定される国絵図に村名がみえ、元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高一三四石余、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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