中里町(読み)なかさとまち

日本歴史地名大系 「中里町」の解説

中里町
なかさとまち

面積:一五一・四六平方キロ

青森県北西部津軽平野の北東端で、西は岩木川を境に西津軽郡稲垣いながき村・車力しやりき村、南は金木かなぎ町、北は市浦しうら村、東は梵珠ぼんじゆ山地袴腰はかまごし岳・尾別おつぺつ山・薄市うすいち山・今泉いまいずみ山などを分水嶺とし東津軽郡蓬田よもぎた村・蟹田かにた町に接する。

町の東半は津軽半島の脊梁山地に占められ、八九・四一平方キロが山林で、うち国有林が八三・五九平方キロ、西半は岩木川東岸まで津軽平野の末端で、水田三四・〇八平方キロである。梵珠山地を源として、宮野沢みやのさわ川・中里川・尾別川・薄市川・今泉川が西流し、平坦部沖積平野を経て十三じゆうさん(潟)へ流れ込む。山麓地帯には大沢内おおざわない溜池上高根かみたかね溜池・中ノ沢なかのさわ溜池などの灌漑用溜池があり、平野部の鳥谷とりや川・馬鹿ばか川・三本さんぼん川・いし川などは低湿地排水の掘替え、または新掘削の人工河道である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報