中村富十郎(2代)(読み)なかむら とみじゅうろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村富十郎(2代)」の解説

中村富十郎(2代) なかむら-とみじゅうろう

1786-1855 江戸時代後期の歌舞伎役者
天明6年生まれ。3代中村歌右衛門の門弟となり,中村三光改名。文化10年3代中村松江を,天保(てんぽう)4年2代富十郎を襲名上方の名女方で,のちぜいたくな生活が禁令にふれ,一時大坂から追放される。当たり役は「妹背山(いもせやま)」の雛鳥(ひなどり),お三輪など。安政2年2月13日死去。70歳。大坂出身。初名は市川熊太郎。俳名は三光,慶子。屋号は天王寺屋,八幡屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例