中川新村(読み)なかがわしんむら

日本歴史地名大系 「中川新村」の解説

中川新村
なかがわしんむら

[現在地名]五泉市中川新

菅名すがな岳の裾野に近く、阿賀野川の形成した扇状地の中央部に位置する。北は猿和田さるわだ村、南は菅出すがいで村に接する。「中蒲原郡誌」によれば、当村は丹後国宮津みやづ(現京都府宮津市)出身の中川伊右衛門が、寛文一二年(一六七二)四ッ屋よつや赤羽下あかはげ四ッ屋新よつやしん土堀つちぼり・猿和田・小山田おやまだ切畑きりはた大須郷おおすごう・菅出・大倉おおくらの一〇ヵ村にわたる荒地を開墾するため村上藩主榊原氏の許可を得て、延宝元年(一六七三)以降開発した地である。貞享元年(一六八四)には草高九二石九斗余の検地を受け、元禄郷帳には六五〇石三斗余と記される。

中川新村
なかがわしんそん

[現在地名]新発田市中川

石川いしかわ川南岸にあり、下石川村枝郷であった。はじめ村上藩領で、延宝九年(一六八一)頃の高反別免割家数人数帳(寛政一二年写、新発田市史資料)によると蔵光組に属し、高六二石四斗余、免二ツ七分、田畑六町一反、家数八、人数七七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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