中原南天棒(読み)なかはら なんてんぼう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中原南天棒」の解説

中原南天棒 なかはら-なんてんぼう

1839-1925 幕末-大正時代の僧。
天保(てんぽう)10年4月3日生まれ。臨済(りんざい)宗。羅山元磨(らさん-げんま)の法をつぐ。「直心(じきしん)即道場」を持論に禅風をひろめ,松島瑞巌寺,西宮海清寺の住職をつとめた。大正6年みずからの生き葬式をいとなむ。乃木希典(のぎ-まれすけ)も帰依(きえ)した。大正14年2月12日死去。87歳。肥前松浦郡(佐賀県)出身。法名は全忠。字(あざな)は鄧州(とうしゅう)。別号に白崖窟。著作に「提唱碧巌集」など。
格言など】これでいつ入寂しても本望じゃ(生き葬式をいとなんだ際のことば)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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