中三谷村(読み)なかみたにむら

日本歴史地名大系 「中三谷村」の解説

中三谷村
なかみたにむら

[現在地名]打田町中三谷

東三谷村の西に位置し、村の南寄りを淡島街道が通る。大部分耕地山林は少ない。西は西三谷村、南は東国分ひがしこくぶ村。「続風土記」は三谷について「三谷といふは東に浅尾谷あり、中に春日谷あり、西に不動谷あり、北三谷を受けし村なる故に三谷村の名ありて、東中西と三つに分れたり」と記している。中世池田いけだ庄に含まれた。

慶長検地高目録では高六三七石余、小物成二斗三合。池田組に属し、元禄二年(一六八九)の池田組指出帳(田中家文書)では総高の変化は少なく、内訳は田方六一八・〇一四石(三七町余)、畠方一九・七三石(一町二反余)、家数九八、人数四一六、馬一三、牛四二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android