下餅山遺跡(読み)しももちやまいせき

日本歴史地名大系 「下餅山遺跡」の解説

下餅山遺跡
しももちやまいせき

[現在地名]松山町下餅山 谷地田

小見おみ集落の南、下餅山への道路西側、標高約一五メートルの水田にある室町時代と江戸時代の集落跡。かつて道路東側水田から角柱根が出土したことがあるが、本格的な発掘調査は昭和六〇年(一九八五)に行われた。その結果掘立柱建物六棟、柱列二条、井戸一基、土壙四八基、溝三条とピットが発見された。建物は長方形を呈し柱間が広い。三群三時期に区分され、一五世紀以降が二棟、一八世紀後半が三棟、一九世紀代が一棟であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android