下阿井村(読み)しもあいむら

日本歴史地名大系 「下阿井村」の解説

下阿井村
しもあいむら

[現在地名]仁多町下阿井

河内かわち村の南、小白おじろ村の西に位置し、北流する阿井川の両岸に開ける河岸段丘と幾条かの支流の広い谷間に立地する。南は上阿井村。「和名抄」に記載される仁多郡阿位あい郷の遺称地で、中世には古代郷名を継承する阿井郷に含まれた。正保国絵図に村名がみえる。慶安元年(一六四八)検地帳によると田高八六七石余・反別六五町六反余、畑高七〇石余・反別一二町七反余、屋敷反別二町一反余、屋敷数五一(うち引方九)。ほかに町屋敷として三〇軒半(反別九反余)があり、うち目代・町役人の二軒が引方となっている。また山畑五町三反余があった。元禄十年出雲国郷帳では高一千一六八石余、寛文四年(一六六四)の本田高一千一四一石余・新田高一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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