下部・僕(読み)しもべ

精選版 日本国語大辞典 「下部・僕」の意味・読み・例文・類語

しも‐べ【下部・僕】

〘名〙
身分の低い者。また、従者
書紀(720)推古一六年四月(岩崎本平安中期訓)「大唐の使人(つかひ)裴世清、下客(シモヘ)十二人」
雑事に使われる者。召使い
源氏(1001‐14頃)蓬生「むつましき人々に仰せ事給ひ、しもべどもなど、つかはして、よもぎはらはせ」
③ 官に仕え、雑役に従った下役。下級役人
今昔(1120頃か)一六「只独り心細くて行けるに、庁の下部(しもべ)と云ふ放免共に会ぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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