下袋・提袋(読み)さげぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「下袋・提袋」の意味・読み・例文・類語

さげ‐ぶくろ【下袋・提袋】

〘名〙
江戸時代、江戸浅草観音の四万六千日(しまんろくせんにち)に、境内楊枝屋五倍子(ふし)の粉を入れた袋を軒につり下げて売ったもの。〔随筆・三養雑記(1840)〕
② 肩にかけたり、手にさげたりする物入れの袋。
※桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉一〇「おや、久男さんは靴を履いて入らっしたの? そしていい提げ袋をかけて」

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