下松尾城跡(読み)しもまつおじようあと

日本歴史地名大系 「下松尾城跡」の解説

下松尾城跡
しもまつおじようあと

[現在地名]熊本市小島下町

権現ごんげん(二七三・二メートル)の南面、権現平に続く高城たかじよう(六三・五メートル)にある中世城跡。「国誌」には「松尾高城ノ城トモ云、千金甲村ノ山上ニアリ」とし、「古城考」には「東西は谷、南は高橋川、北は山の尾を掘切り、要害の地也」と位置を示している。さらに「国誌」は「土俗ノ説」として、鹿子木寂心上代かみだい在城の時に当城を築き、次男三郎親行を居城させたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android