下戸山村(読み)しもとやまむら

日本歴史地名大系 「下戸山村」の解説

下戸山村
しもとやまむら

[現在地名]栗東町下戸山

おか村・目川めがわ村の東、金勝こんぜ山西麓で金勝川が平野部に流れ出る谷口部に立地。下砥山とも書いた。金勝川の左岸小槻おつき大社が鎮座する丘陵の先端部に築かれた下戸山古墳は全長六〇メートルの帆立貝式前方後円墳。未調査のため主体部などの内容は不明だが、立地や墳形から五世紀後半に築かれたと考えられており、同古墳南の北谷きただに古墳群中の一一号墳(現草津市)に続く首長墓として位置付けられる。小槻大社境内を中心とした小槻大社古墳群(円墳九基)も未調査のため内容は不明だが古墳時代後期の群集墳でいずれも横穴式石室をもつとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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