北谷古墳群(読み)きただにこふんぐん

日本歴史地名大系 「北谷古墳群」の解説

北谷古墳群
きただにこふんぐん

[現在地名]草津市山寺

標高一二〇―一四〇メートルの丘陵上に立地し、昭和三五年(一九六〇)に発掘調査が実施されたが、その後名神高速道路の土取場となり墳丘はすべて消滅した。東西に延びる丘陵尾根上に一一基の古墳が並び、前期に属する一一号墳と一号墳が東西両端に位置し、その中間に後期の横穴式石室を有する古墳が群集していた。北谷一一号墳は、最も眺望のきく丘陵東端の最高所に位置し、前方部を平野部に向けた前方後円墳全長約一〇五メートル、後円部直径約六四メートル、前方部幅約三五メートルで県下第三位、野洲やす川下流域で最大の規模を有した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android