下太村(読み)しもふとむら

日本歴史地名大系 「下太村」の解説

下太村
しもふとむら

[現在地名]福田町下太

中島なかじま村の北、今之浦いまのうら川の左岸に位置する。正中二年(一三二五)三月と推定される度会行文譲状写(櫟木文書)に「遠江国鎌田御厨内下於保新開田畠荒野」とみえ、三男行古に譲与されている。下於保しもおほは当地にあたると考えられ、於保の地名は西に接する二宮にのみや於保郷と重なるが、おそらく於保郷の内、南東部が鎌田かまだ御厨として新たに開墾されたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android