下ノ坊遺跡(読み)しものぼういせき

日本歴史地名大系 「下ノ坊遺跡」の解説

下ノ坊遺跡
しものぼういせき

[現在地名]鋸南町保田

舟免ふなめんにあり、中世の館跡と考えられる。南に堀が確認され、掘立柱建物は二面廂付・一面廂付各一棟、廂のないもの三棟が確認されている。ほかに井戸三基などがあり、出土した陶磁器などから一二世紀後半から一五世紀前半の時期の遺構で、主体は一三世紀後半から一四世紀後半と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android