上鬘(読み)あげびんずら

精選版 日本国語大辞典 「上鬘」の意味・読み・例文・類語

あげ‐びんずら ‥びんづら【上鬘】

〘名〙 (「びんずら」は「みずら」の変化したもの) 未成年公家(くげ)理髪一種。髪を中央から分けて、左右それぞれを輪にし、総角(あげまき)という髪形にして、夾形(はさみがた)という紙で結んだもの。あげみずら。⇔下げ鬘(びんずら)
※法体装束抄(1396)児のかみのゆひやうの事「主上、春宮御童体は、御束帯の時御あげびんづら、御引直衣の時は、御ぐしをみださる」

あげ‐みずら ‥みづら【上鬘】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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