上野山田村(読み)うえのやまだむら

日本歴史地名大系 「上野山田村」の解説

上野山田村
うえのやまだむら

[現在地名]勝浦市南山田みなみやまだ

貝掛かいがけ村の東に位置し、夷隅いすみ川が流れる。上野を冠さず山田村ともいった。延宝三年(一六七五)手形(土屋家文書)に村名がみえ、「阿なのやつ」一畝一五歩の畠を一両二朱で永代売りしている。元禄郷帳では高一〇〇石。天和二年(一六八二)以降の領主変遷勝浦村に同じであったとみられる。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高一三六石余、家数四〇。文政一〇年(一八二七)の岩槻藩領村々書上帳では田四町九反余・畑一町九反余、新田高三六石余・七町二反余、年貢は米三二石余・永四貫九八四文余と野手役の真木四五束、ほかに酒役永三六〇文・醤油役永四七文余を納入。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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