上茶屋町(読み)かみちややまち

日本歴史地名大系 「上茶屋町」の解説

上茶屋町
かみちややまち

[現在地名]岐阜市上茶屋町

古屋敷ふるやしき新田村の内。明暦元年(一六五五)の成立といわれ(旧岐阜市史)、南北に延びる両側町。西に今町いままち通、東に木挽こびき町が並行して延び、南は下茶屋町に至る。北端は茶屋口とよばれ、岐阜町惣構堤を越えると中河原なかがわら新田村。寛政六年(一七九四)の町絵図に町名がみえ、惣構堤南側から東に延びて木挽町に至る横道がある。貞享三年(一六八六)大火で町内の全戸類焼(岐阜志略)。享保一〇年(一七二五)には上下を併せた茶屋町に五六軒の屋敷があり、間口合計は二二九間余で、一軒平均四間余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android