上添村(読み)わそうむら

日本歴史地名大系 「上添村」の解説

上添村
わそうむら

[現在地名]下郷町豊成とよなり

楢原ならはら村の南西、阿賀川左岸の平地と段丘上に立地。下野街道が通る。星刑部光成が住したと伝える上添館跡がある。南山御蔵入領楢原組に属する。初め「上相」と書いたが、寛文年中(一六六一―七三)改字したという(新編会津風土記)。同六年の「会津風土記」に上添とみえ、楢原郷に属する。しかし延宝元年(一六七三)の年貢割付状(下郷町史資料集)には上相村とみえ、本田八三石余・免二ツ八分、新田八石余。貞享二年(一六八五)の年貢割付状(同書)から上添村とみえる。元禄四年(一六九一)の高八七石余、反別田八反余・畑一六町六反余、家数一一・竈数一三、人数七七、馬八(「万覚書帳」同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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