上津江(読み)かみつえ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「上津江」の意味・わかりやすい解説

上津江
かみつえ

大分県西部、日田(ひた)郡にあった旧村名(上津江村(むら))。現在は日田市の南端部にあたる地域。2005年(平成17)日田市に編入。旧村名は古代末期以来の地方名(津江山)にちなむ。筑後(ちくご)川支流の津江川上流、標高300~1180メートルの洪積世安山岩山地で、国道387号が通じる。風化土壌が深く、気候も温暖多雨で、スギ生育がよい。シイタケの産も多い。熊本県境に展望のよい尾ノ岳がある。

[兼子俊一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上津江」の意味・わかりやすい解説

上津江
かみつえ

大分県西部,日田市南部の旧村域。大山川上流の津江川流域に位置し,熊本県に接する。 1889年上野田村と川原村が合体して上津江村が成立。 2005年日田市に編入。大部分林野で,良質の杉材が産出される。シイタケを特産。川原川,上野田川などの河川ではウグイヤマメアユなどが釣れる。一部は津江山系県立自然公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「上津江」の意味・わかりやすい解説

上津江 (かみつえ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android