上条東割村(読み)かみじようひがしのわりむら

日本歴史地名大系 「上条東割村」の解説

上条東割村
かみじようひがしのわりむら

[現在地名]韮崎市大草町上条東割おおくさまちかみじようひがしわり

上条北割村の南東、釜無川の右岸段丘上に位置する。羽根はねつつみ丸山まるやまいけ久保くぼみやまえの五集落からなり、西部を御坊ごぼう沢が流れる。天正一七年(一五八九)一一月二三日付の伊奈忠次知行書立写(御庫本古文書纂)に「甘利上条東割」とみえ、地内で一〇〇俵などが武川衆の山本弥右衛門尉忠房に宛行われている。同一七年一二月一一日の伊奈忠次知行書立写(記録御用所本古文書)によれば武川衆の知行として当地から九四俵が宛行われている。慶長古高帳では高四二三石余、真田隠岐の知行地とあるが、寛永元年(一六二四)の四郡村高帳では幕府領とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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