上封(読み)うわふう

精選版 日本国語大辞典 「上封」の意味・読み・例文・類語

うわ‐ふう うは‥【上封】

〘名〙
江戸時代幕府の米が保管されていた浅草御蔵の戸に施された封印一つ出役御蔵奉行一人が行なったもの。ほかにもう一種、下封(したふう)を施す。〔禁令考‐前集・第三・巻二五・享保一九年(1734)〕
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「表封(ウハフウ)に『国野先生へ無名氏より』とあり」

うわ‐ふうじ うは‥【上封】

〘名〙 手紙金銭などを包み、封をすること。また、その紙。上紙(うわがみ)。上包み。うわふう
浮世草子鬼一法眼虎の巻(1733)四「此上封(ウハフウ)じの包紙書付を見申すに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android