上奥富村(読み)かみおくとみむら

日本歴史地名大系 「上奥富村」の解説

上奥富村
かみおくとみむら

[現在地名]狭山市上奥富・新狭山しんさやま

三ッ木みつぎ村の西にあり、北は下奥富村、西は北東流する入間いるま川を隔てて柏原かしわばら村。赤間あかま川が中央部を南西から北東方向に流れる。南東部を川越と八王子を結ぶ道が通る。村名は「かみおくどみ」ともよまれ、江戸時代の史料には上奥留かみおくとめと記すものも多い。近世初期までは下奥富村を含めて奥留之郷とも称され(慶長一四年「覚」篠井文書など)梅宮うめのみや神社所蔵の応永三三年(一四二六)五月三日奉納の鰐口銘に「入東郡奥留郷西方滝梅宮鰐口」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android