デジタル大辞泉 「上の町」の意味・読み・例文・類語 かみ‐の‐まち【上の町】 1 高台にある町。京都などでは、北にある町。かみまち。⇔下しもの町。2 上流。第一流。「―も、上﨟とて御口つきどもは殊なること見えざめれども」〈源・宿木〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「上の町」の意味・読み・例文・類語 かみ【上】 の 町(まち) ① 市街の、上手の方にある町。高い所にある町。かみのちょう。⇔下(しも)の町。※俳諧・紅梅千句(1655)一「たく風呂の加減のよきは上の町〈政信〉 遠ひ八瀬まで霧は分まひ〈季吟〉」② (「町」は、等級、階級の意) 第一級。一流。上流階級。※源氏(1001‐14頃)宿木「かみのまちも、上らふとて、御口つきどもは、殊なる事見えざめれど」 かみ【上】 の 町(ちょう) =かみ(上)の町(まち)①※咄本・口合恵宝袋(1755)四「上(カミ)の町(テウ)の医者殿に見て貰ひければ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報