三黄瀉心湯(読み)サンオウシャシントウ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「三黄瀉心湯」の解説

三黄瀉心湯

(大杉製薬、クラシエ製薬、クラシエ薬品、小太郎漢方製薬、ジェーピーエス製薬、太虎精堂製薬ツムラ、、帝國漢方製薬、帝國製薬扶桑薬品工業、本草製薬、松浦薬業)


 高血圧症からおこってくる症状頭重耳鳴りのぼせ肩こり不眠不安など)、動脈硬化症出血便秘不安神経症などの治療薬です。顔色が赤く、のぼせ気味で、便秘しやすい、比較的体力のある人に用います。


①体力が極端に衰えている人、妊婦、現在妊娠する可能性のある人、下痢や軟便の人、極端に胃腸の弱い人、ほかの薬を用いている人は、あらかじめ医師に報告してください。


②副作用として、胃部の不快感、下痢といった胃腸症状をおこすことがあります。


③間質性肺炎、肝機能障害、黄疸おうだんが現れたら、服用を止め、医師に報告してください。


④指示された期間用いても症状が改善しないときは、医師に報告してください。

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「三黄瀉心湯」の解説

さんおうしゃしんとう【三黄瀉心湯】

漢方薬の一つ。生薬(しょうやく)大黄(だいおう)黄連(おうれん)黄芩(おうごん)などを含む。漢方の古典金匱要略(きんきようりゃく)』などに処方が示されている。高血圧鼻出血痔(じ)出血慢性の便秘更年期障害血の道(みち)症などに用い、のぼせ肩こり、いらいら、不安感といった症状をともなうとき、とくに有効とされる。比較的体力のある人がおもな対象。

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デジタル大辞泉プラス 「三黄瀉心湯」の解説

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

漢方薬のひとつ。のぼせ、ほてりなどの症状に処方される。

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